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  • 執筆者の写真坂本 慎一

『青天を衝け』第26回

今回は、渋沢栄一(篤太夫)が故郷の血洗島に帰ってきました。本人によれば、まずその前に父が江戸まで来て、先に再会したとのことです。その様子は詳しく書いており、その後に帰郷したことは、わずかの記述です。

基本的に後年の栄一は、父親との会話や再会などは詳しく述べていて、妻や子供との再会などは、わずかに述べる程度です。ドラマでは一貫して、妻や子供との会話を丁寧に描いていて、父親とのやり取りのほうが相対的に少なくなっています。きょうは35分くらいまで架空のお話であり、今までの放送で最長記録ではないでしょうか。

静岡での徳川慶喜との再会について、後の栄一は詳しく述べています。通された部屋で待っていると、誰か来たので付き人が来たのかと思ったら、慶喜本人だったので驚いた、とも言っています。ここはドラマでは、ほぼ忠実に再現されていました。

また、これは次回の放送に該当するのでしょうが、慶喜は栄一の身を案じて、藩の勘定組頭として雇うように指示を出していたとのこと。落ちぶれてなお、部下の就職まで考えていました。しかし栄一は、せっかくのこの話を受けません。栄一は、ちょっと気まぐれなところがあります。シェフになったら「シェフの気まぐれサラダ」を作るタイプです。まだまだこれからも、栄一の身の上は転換します。

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