
生涯現役研究会
◆趣旨
高齢化社会が到来し、個人にとっても社会にとっても、高齢者が長年培った知識・経験を十分に活かし、社会の支え手として意欲と能力のある限り活躍し続ける社会の実現が求められるようになりました。ただし、一方で、様々な問題点や課題もあります。企業側には職務再設計、人事・賃金管理、健康管理、能力開発の面で、働く側にも職務能力ギャップや健康、意欲といった面で、不安を抱える方が少なくありません。そこで、これらの課題を様々な角度から研究し、改善案を検討し、その成果を企業や高齢労働者やその予備軍に普及啓発を行うことを目的とする「生涯現役研究会」を発足していく所存です。
◆当研究会の目的
・若年人口が減る中、企業では採用(雇用)が困難になりつつあります。経験とスキルを持つ高齢者が生涯現役で働ける企業にはどんな雇用メリットがあるのかを探ります。
・働かざるをえないのではなく、みずから働く意欲のある高齢者が広く仕事を選べ、かつ働きがいをもって働くために、個人の側では何が必要で、どのような準備をしておくべきか。その条件や環境整備について、定年制の是非も含めて考えます。
・実際に生涯現役で働く場合、働く側、雇用側、双方がよりマッチングするために、どんなことに留意する必要があるのか。経営者に求められる考え方、システム、組織、諸制度の整備、加えて理想的な運用のあり方を具体的な事例を調査しつつ考えます。
<メンバー>(敬称略・肩書は第1回時)
小池由久(サエラ 代表取締役)
菱田正博(サエラ 専務取締役)
三浦 清(CKD 監査役)
瀬津 要(PHP研究所 代表取締役社長)
渡邊祐介(PHP理念経営研究センター代表)
的場正晃(PHP理念経営研究センター主席研究員)
大谷泰志(PHPエディターズ・グループ)
太田修一郎(PHPエディターズ・グループ)
佐々木賢治(月刊誌『PHP』副編集長)
會田広宣(PHP理念経営研究センター)
開催情報
第1回 本部会
2025年11月25日(火) PHP研究所京都本部8階
《テーマ》社会・企業・個人から考える生涯現役
開会の挨拶:小池由久(サエラ 代表取締役)/瀬津 要(PHP研究所 代表取締役社長)
「社会の変化とミドルシニアの価値と役割」
坂本貴志(アナリスト)
〈質疑応答〉
「ジョブ・クラフティングから考える生涯現役」
高尾義明(京都産業大学教授・東京都立大学名誉教授)
〈質疑応答〉
生涯現役を考える全体会議




