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『青天を衝け』総集編

執筆者の写真: 坂本 慎一坂本 慎一

8日未明(7日深夜)に総集編が放送されました。血洗島編の12回分と、幕末京都編9回分がそれぞれ45分にまとめられました。第22、23回は、再放送で、15日放送の第24回へつながる形に配慮されたようです。

栄一と千代の話の部分はほとんど架空ですが、こうした架空の部分と、安政の大獄や蛤御門の変など史実の部分は、総集編ではどちらに偏ることもなく、バランスよく配分されたように感じました。玉木宏さん(高島秋帆役)やモーリー・ロバートソンさん(マシュー・ペリー役)など人気のある方は、ワンカットだけ挿入されるなど、総集編ならではの贅沢な放送だったと思います。

今回の総集編で強調されたのは、渋沢栄一の商人としての才能でしょう。血洗島編では藍葉を上手に買いつけており、一橋家に仕官してからは藩の財政立て直しのシーンが生かされました。いく度となく、ソロバンが画面いっぱいにアップにされたように感じます。

渋沢は「論語とソロバン」と言っていたので、さぞかしソロバンそのものも上手だったのだろうと思いきや、計算はあまり得意ではなかったと言っています。意外ですね。ずっと商人をしていたわけではなく、倒幕の志士になったり、いろいろ違うことをやっていたので、毎日計算をしている人ほど上手ではない、という意味だと思います。

21回分の放送を、45分×2回の総集編にきちんとまとめた編集担当の方は、渋沢も、自分より計算が上手いと褒めるのではないでしょうか。

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