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  • 執筆者の写真坂本 慎一

『青天を衝け』第23回

渋沢栄一(篤太夫)がパリに滞在した日々が描かれました。後年の栄一はパリ滞在について、前半はヒマだったのでフランス語の勉強をして、身振り手振りを交えてどうにか一人で買い物する程度には会話ができるようになったと言っています。後半はお付きの人数を減らしたために非常に忙しくなって、ヒマがなくなったそうです。

軍人と商人が対等であることに驚いたというのは、後年述べております。ヨーロパ滞在中に驚いたこととして、最終的には以下の3つをあげています。

  1. 商人と軍人が対等に話していたこと。

  2. ベルギー国王に会った際に、ベルギーの鉄を買ってくれと、トップセールスを受けたこと。

  3. 株式会社制度の存在。

3番目の株式会社制度は来週出て来るようです。

栄一は、その後洋行の経験を生かして活躍出来ました。しかしこの時代は、洋行しても成功しなかった人がたくさんいたことは、忘れてはいけないでしょう。何と言っても渋沢成一郎(喜作)がそのパターンでした。彼は明治初期に洋行しますが、その後は失敗続きです。残念ながら、洋行の経験を生かせませんでした。小栗忠順を演じる武田真治さんは「筋肉は裏切らない」と言っておられますが、洋行の経験は裏切ることもあるようです。

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